2012年9月30日日曜日

おめでとう!

ついにやりましたっ!
 
我等が山P
実業団レース
初優勝!
しかも前回の大阪の舞洲クリテリウムでの2着により
E2からE1に昇格して即の1戦目での優勝です
以下
バルバクラブの山下裕大君 本人からのリポートです
皆様 彼の熱い一日をご想像下さい(一部略)
 
 
 9月22日 JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(全日本) E1
結果:優勝

12km×7周回(84km)
コースは7月に行われE3で3位になった時と同じ広島県中央森林公園。
前回の舞洲と同様E1はチームメイトはなしで単独参戦。

スタートは昼過ぎだったので、早朝に広島につくように車で移動し仮眠をとって準備。
今回は自分で運転していたため、スタート前に若干脚に疲れを感じながら選手の集合場所へ。

スタートは3列目と悪くないものの、スタート直後に目の前の選手がメカトラでストップ。自分も止まらざるを得なくなり、結局は最後尾からレース開始。
序盤は抜け出そうとする選手の動きもあってペースは速め、不調もあってかなり踏みながら集団に残ろうと我慢。軽くちぎれそうになる場面も。

7名の逃げが決まるとペースは緩み、逃げに選手を送っているチームが集団前方に集まり始めたので、自分も集団前方に上がる。ここからは集団内でも休みながら走れる状態に。逃げとは30秒ほどなので、焦ることもなくレースは進行。走っているうちにスタートで感じた脚の重みも消えて体もよく動くように。次なる展開に備えて集中する。

ラスト2周くらいから逃げを潰したい選手たちが集団を引き、逃げを捕まえようと動き始める。
自分も逃げ切られては困るので、ローテーションに加わったり上りでペースアップを掛けたりして集団を速める。半周ほどで逃げは吸収され、レースは終盤で振り出しに。
ここで自分は最後はスプリントになると予想し、前方に位置しながら脚を回復させて準備を開始。

そこからはペースがぐんと上がりラスト1周へ突入。下りはこれまでで1番速く上り返しではかなりの縦Gを感じるほど。最後の3段坂もペースは上がり、そこからさらにアタックする選手が多発。今までであれば一緒になってアタックしていたけれど、今回は冷静に「自分はきっと追いつく」と信じて、アタックに乗ることなくアベレージで回し淡々と前を追う。頂上通過後の下りで先頭に追い付くことに成功。追いついた勢いを利用して10番手ほどに飛び込む。あと2km。

その位置をキープしたまま最後のダウンヒルをこなしラスト1�。アタックする選手もおらず、完全にスプリントの空気に。最終のS字の上りは立ち上がりでイン側をキープし5番手ほど。絶好の位置で残り300m。メインストレートに。
自分の前にはシルベストの選手2名が早めにスプリントを開始。自分をはじめ周りもそれに合わせるようにスプリントを開始。
7月の西日本クラシックでこのコースではスピードが出ないスプリントで残り150mからでも十分だと感じていたので、前に張り付きぎりぎりまで我慢。感覚としてはラスト100mでラインを変えて踏み直し全力でスプリントを開始。
ラスト50mくらいで前の選手をかわしてゴール。

実業団で走り2シーズン目になりますが、初めて優勝しました。実業団カレンダーの中で最も格式が高く、ハードなレースを獲ることができ、自分でも信じられない気持ちです。
レースは2時間以上で相当にきついものでした。しかし逆に長い時間の中で調子を取り戻し、冷静にレースを見ながら走ることができたこと、そして誰よりも勝ちたかったことが今回の勝因だったと思います。

この結果を受けてP1(プロツアー)参戦の資格を得ました。
今シーズン残りは実業団3レースを含む5レースです。
今後はどのような道を選んだとしても、自転車選手として勝ちを目指す姿勢は崩さず努力を続けていきたいと思います。ありがとうございました。
 
◇フレーム:ANCHOR RHM9 RS
◇ホイール:MAVIC KSYRIUM SL
◇タイヤ:CONTINENTAL GP4000s(F) GP FORCE(R)
◇ウエア:PEARL IZUMI


おめでとう!
山下 裕大
素晴らしい勝ちでした。
 
彼は非常に志が高く自身を見つめる事の出来る人であり、今は学生であり学業が本分である事も承知しております。
今後の指針については、ご両親やチームの方々と相談の上、決めていく事であろうと思います。
私はこれまで同様、彼が気を使わずレースに挑める程度に微力ながらお手伝いさせて頂きます。
今後の更なるご活躍に期待しております。
 
どうやら11月のセオフェスに降臨とのウワサが・・・